2010/10/06(水)W-SIMで位置情報を取得してみる

2010/10/06 07:06 W-SIMnucho
W-SIMとはウィルコムが開発したPHS網にアクセスするための無線モジュールです。
シリアルで制御することができるため、これを利用して自分で電話機を作った方もいらっしゃいます。

以前から私も興味があったのですが、ようやく準備が整ってきたので今更ながらちょっとだけ遊んでみました。

回路図

w-sim_iti_schematic.PNG


W-SIMのピンアサインはこちら、接続はこちらを参考にさせていただきました。

やったこと

ターミナルで通信

mbedのHandbookのSerialに載っているmbedを介してPCとDeviceが通信を行うサンプルを使いました。
別にRS232インターフェースICを使うのと変わりませんね^^;
ターミナルに
AT@LBC1(位置情報取得 ON)
AT@LBC?(位置情報取得)
と打つと現在の粗い座標と郵便番号を返してくれました。
w-sim_iti_capture.png


キャラクタLCDに表示

それだけだとmbedを使った意味がないかなと思ったので次は直接mbedから
device.printf("AT@LBC1\r\n");
device.printf("AT@LBC?\r\n");
というように信号を送って、座標をLCDに表示させてみました。

101004-181025.jpg

やっぱり同じ表示でもLCDに出力するだけで「作ってる感」があって楽しい気がしますね。
これから発展させてエッジeメールや通話をやってみたいところです…。

2010/09/29(水)Sable-2015にSSR取り付けた

2010/09/29 05:37 CNCimportnucho
Sable-2015はスピンドルが独立しているため、切削が始まる前に電源を入れて終わったら止めるということをしなくてはなりません。
切削が終わった時にその場にいないということもありますから、できればそこは自動で制御されて欲しいところですよね。

説明書にSSRをとりつけて制御する方法が載っていましたが、具体的な材料などは書いてなかったので製作の例として記事を書いてみました。

作った

材料

100923-174507.jpg

名前買ったところ値段
SSR秋月\250
D-sub15ピン(メス)秋月\50
コンセントダイソー\100
プラグダイソー\100
電気コードダイソー\100
TB-39カホパーツ\200くらい
カホパーツは近所の部品屋さんです。
ケースは適宜適当なものを選ぶということで^^;

配線

ssr_hansen.png

雑ですがこんな感じです。
SSRにはんだ付けするために、電気コードは二つに裂いて一本は二つに切って使いました。
普段意識しませんけど、コンセントに挿すやつはプラグって呼ぶんですね。

できた

100923-215054.jpg

SSRはテイシンのTB-39という箱にギリギリはいるようでしたので、リュータで加工して詰め込みました。
そこそこ綺麗にまとまって満足です。

Mach3を設定する

そのままだと常にスピンドルが回りっぱなしなので設定を行いましょう。
コピペは何となく駄目な気がしたので付属CDの中の説明書を参考にしてください。

これでGコードの主軸回転、主軸停止の信号で制御されるようになります。

現状の問題点

  • スピンドルを回して、一度でも止めるとMach3を再起動するまで二度と回せない
  • PCの電源を落とすとスピンドルが回り始める
    • 使わないときはコントローラ電源を落としておくべき?

2010/09/24(金)ダイソーのリュータの修理、ついでに改造

2010/09/24 17:45 工作nucho
100924-122425.jpg

ダイソーには定格3Vで600円のものと定格6Vで800円のものの二種類のリュータが売っています。
このうち写真の800円のリュータはお尻が内径2.1mm、外径5.5mmのDCジャックであるため、電池だけでなくACアダプタが使える点が便利です。
併せて色んな種類のビットが揃えてあり、特にダイアモンドカッターなんかはプラスチックケースの加工なんかで重宝します。

ちょっと前に購入し便利に使っていたんですが、やはり安物であるためか4,5回使っただけでウンともスンとも言わなくなってしまいました。
調べてみたところ分解してモータの取替えなんかもできるようでしたので、今回は修理ついでにパワーアップを図ってみたという記事です。

10/5追記
またモータが壊れました(;;)
定格6Vが意外と高いのかなぁ…。まぁ仕組みが単純なので壊れてもまたすぐ修理できるのですけれど。

続きを読む

2010/09/22(水)G-Simpleを使ってみた

2010/09/22 18:20 CNCnucho
G-Simpleというのはフリーで使えるCAD/CAMソフトです。
Free CAMでいこう!というサイトで詳しく説明されています。

以前までは2D CAD+JMM-TOOLという組み合わせで加工を行っていたのですが、
  • 複雑なポケット加工をするためにはGコードを分けなくてはならない
  • たまにMach3で読み込めない?
という欠点がありました。

G-Simpleを使えばこれらの欠点を解決できるかなと思って少し使ってみましたので、メモ書き程度に感想を残しておきます。
全く専門家ではないので、たぶん勘違いがあるということを前置きしておいて(^^;

CAD機能

psd_sekkei.JPG


原点の設定以外は基本的にはマウスをあまり使わず座標を打ちこんで図形を書いていきます。
最初ちょっと使いづらいかなと思ったんですが、慣れるとシンプルで割り合い使いやすく感じました。

2DCADですが、Viewがいくつかあって厚さも見れるので2.5D CADみたいな感じで使えるかもしれません。
DXFファイルのエクスポート、インポートができるので、他のCADとの連携もできます。

CAM機能

設定がやや多いですが、設計データからエンドミルの直径などを考えたツールパスを出力してくれます。
ただ、ホビーCNCというよりマシニングセンタ*1向けのCAMのようで「設計したものを削りだす」というよりはブロックから「ワーク材の上のものを彫る」というイメージのようです。
そのため、中々効率の良いGコードを出力させらなかったり、切り出しのつもりで書いた加工よりも後に穴あけなどを行ってしまったりで、Gコードを編集して加工の順番を変えるなどの工夫が必要になります。
とはいえフリーにもかかわらず複雑な2.5D加工でもきちんと出力してくれるのでそこは大助かりですね。
設定をちゃんとすれば課題と考えている点ももっといい感じになるんじゃないかとは思うんですが…。

gcode_irekae.JPG

ちなみにGコードの編集は上の様な加工するオブジェクトの順番を変えるプログラム*2を作って行いました。
おそらくバグ有りですが、万が一必要な人がいた場合のためにここに置いておきます。
加工の順番を変更するだけなので、順番によってはエンドミルが折れたりして事故の原因になります。
責任はとれませんのでシミュレーションなどして十分注意してください
(9月24日追記)
部分的なGコードが欲しい場合があったので、削除機能を追加しました。


CAMに関しては正直まだよくわかってない部分も多いです。。。
ただ簡単な加工に関してはシェアウェアだけあってJMM-TOOLの方が早くて量産にも向いている気はします。
他に何かわかったら追記します。

*1 : 直に見たことも触ったこともないですが…

*2 : 設定次第では必要ないのかも…(^^;

作ったもの

psd_mounter.jpg

蛇足気味ですがこれが作ったものです。G-Simlpeで設計し、Sable-2015で削りました。
このPSDのマウンタ…のつもりだったんですが、寸法ミスではまらず…orz。
作り直さなきゃ…。

参考

はじめてのG-Simple

2010/09/22(水)G-Simpleを使ってみた

2010/09/22 18:20 CNCimportnucho
G-Simpleというのはフリーで使えるCAD/CAMソフトです。
Free CAMでいこう!というサイトで詳しく説明されています。

以前までは2D CAD+JMM-TOOLという組み合わせで加工を行っていたのですが、
  • 複雑なポケット加工をするためにはGコードを分けなくてはならない
  • たまにMach3で読み込めない?
という欠点がありました。

G-Simpleを使えばこれらの欠点を解決できるかなと思って少し使ってみましたので、メモ書き程度に感想を残しておきます。
全く専門家ではないので、たぶん勘違いがあるということを前置きしておいて(^^;

CAD機能

psd_sekkei.JPG


原点の設定以外は基本的にはマウスをあまり使わず座標を打ちこんで図形を書いていきます。
最初ちょっと使いづらいかなと思ったんですが、慣れるとシンプルで割り合い使いやすく感じました。

2DCADですが、Viewがいくつかあって厚さも見れるので2.5D CADみたいな感じで使えるかもしれません。
DXFファイルのエクスポート、インポートができるので、他のCADとの連携もできます。

CAM機能

設定がやや多いですが、設計データからエンドミルの直径などを考えたツールパスを出力してくれます。
ただ、ホビーCNCというよりマシニングセンタ*1向けのCAMのようで「設計したものを削りだす」というよりはブロックから「ワーク材の上のものを彫る」というイメージのようです。
そのため、中々効率の良いGコードを出力させらなかったり、切り出しのつもりで書いた加工よりも後に穴あけなどを行ってしまったりで、Gコードを編集して加工の順番を変えるなどの工夫が必要になります。
とはいえフリーにもかかわらず複雑な2.5D加工でもきちんと出力してくれるのでそこは大助かりですね。
設定をちゃんとすれば課題と考えている点ももっといい感じになるんじゃないかとは思うんですが…。

gcode_irekae.JPG

ちなみにGコードの編集は上の様な加工するオブジェクトの順番を変えるプログラム*2を作って行いました。
おそらくバグ有りですが、万が一必要な人がいた場合のためにここに置いておきます。
加工の順番を変更するだけなので、順番によってはエンドミルが折れたりして事故の原因になります。
責任はとれませんのでシミュレーションなどして十分注意してください
(9月24日追記)
部分的なGコードが欲しい場合があったので、削除機能を追加しました。


CAMに関しては正直まだよくわかってない部分も多いです。。。
ただ簡単な加工に関してはシェアウェアだけあってJMM-TOOLの方が早くて量産にも向いている気はします。
他に何かわかったら追記します。

*1 : 直に見たことも触ったこともないですが…

*2 : 設定次第では必要ないのかも…(^^;

作ったもの

psd_mounter.jpg

蛇足気味ですがこれが作ったものです。G-Simlpeで設計し、Sable-2015で削りました。
このPSDのマウンタ…のつもりだったんですが、寸法ミスではまらず…orz。
作り直さなきゃ…。

参考

はじめてのG-Simple