2010/07/09(金)NokiaLCDライブラリでNOKIA3300-LCDが動いた

2010/07/10 01:33 mbednucho
NOKIA3300-LCDとはaitendoさんで販売されている128*128pixels、4096色のカラー液晶です。
mbedのNokiaLCDライブラリで使われている液晶と、コントロ-ラICが一緒だったので使えないかと思って試してみたところ、コマンドをほんの少しだけ設定し直すことで使うことが出来るようになりました。

NOKIA3300-LCDは単品だと500円ですし、キャリーボード付きでも1500円程度なので、簡単に動かせるとなると結構嬉しいですね。

動かしたところ

Nokia3300.jpg

回路図はCookbookに載っているまんまです。
昇圧回路がないので、バックライトが点けられていません…。

プログラム

NokiaLCDをそのまま使用すると、表示位置と色が反転してしまいます。そこで、
Nokia6100 液晶って130x130なんですけど – Sim's blog
こちらの記事を参考にDATCTLコマンドのパラメータを適切にすることで解決できました。

具体的にはNokia6600用の設定の
            command(0xBC);
            data(0);
            data(1);
            data(4);
の部分をNokia3300用に
            command(0xBC);
            data(1);
            data(0);
            data(4);
とだけ書き換えることで正常に表示されるようになりました。
データシートではP37を見ると少し詳細が書いてあります。

NokiaLCDライブラリにNOKIA3300-LCD用の設定を追加したプログラムを以下にあげておきます。
NokiaLCD_AddNOKIA3300

2010/07/04(日)mbedでZY-FGD1442701V1を動かしてみた その2

2010/07/04 22:52 mbednucho
前回の続きでZY-FGD1442701V1に画像を表示してみました。

SDカードまたはmbedのフラッシュメモリから16bitビットマップ画像を読み取るということをしています。
16bitビットマップ画像(R5 G5 B5)はこちらを参考にGimp2を使って準備しました。

動かしてみたところ

100703-213115.jpg
  
100703-205336.jpg

色数が65536色だけあって、表示は思っていたよりもずっと綺麗です。

回路図

ZY_FGD1442701V1_sample2.PNG

相変わらずカオスな回路図ですみません…。
SDカード、液晶共にVccはmbedのVoutと接続しています。
mbed内のフラッシュメモリを使う場合はSDカード部分は必要ありません。

プログラム

SDカードから読み込みをする場合
ZY_FGD1442701V1_sample2

mbedのフラッシュメモリから読み込みをする場合
ZY_FGD1442701V1_sample2_local
今回のプログラムはここに置いておきます。
SDカードまたはmbedのフラッシュメモリ内に作成したビットマップ画像をsample.bmpという名前で置いておけば液晶に表示されるはずです。

処理について

単純に、ビットマップ画像を2ビットずつ読み込んで、液晶に2ビット送信して…という処理をしています。

初期化はデモプログラムの時とほとんど同じですが、そのままだと画像が反転して表示されたので
    WriteCOM(0x36);//MV,MX,MY,RGB
    WriteDAT(0xC8);
の部分を
    WriteCOM(0x36);//MV,MX,MY,RGB
    WriteDAT(0x88);
とだけ変えました。
このへんの詳細はデータシートのP60あたりに載っています。

また、16bitビットマップの取り扱いについてはbeizのノート@ ウィキさんを参考にさせて頂きました。
参考というかそのまま(^^;

処理時間

初期化に860ms表示に763msかかっていますが、beizのノート@ ウィキさんに載っているように液晶への書き込みをバッファリングしたら、さらに高速化できるものと思われます。

2010/07/01(木)mbedでZY-FGD1442701V1を動かしてみた その1

2010/07/01 23:18 mbedimportnucho
ZY-FGD1442701V1とはaitendoで売られている1.44インチTFT液晶モジュールです。
3.3V単一電源で駆動できるほかデモプログラムも用意されているため、とりあえず動かして見るといったことが簡単にできます。
また、キャリーボード付きで1200円と非常に安価という特徴もあります。

ちょっと前に買って積んだままになっていたものを見つけたので、mbedを使って動かしてみました。

動かしてみたところ

100701-131252.jpg

ひどい写真だ…。
画面いっぱいに赤色を表示させています。

回路図

ZY_FGD1442701V1_sample.PNG

mbedも駆動が3.3Vなので、とてもシンプルな回路図となりますね。

プログラム

ZY_FGD1442701V1_sample
mbedにはBusOutというライブラリが用意されていて、今回はこのライブラリを使用しました。
この例のようにバイト単位で出力を行うときなど、繋ぐピンを意識せず処理を行うことができるので非常に便利です。


今回はとりあえずデモプログラムをmbed向けにほんの少しだけ書き換えただけです^^;
次回は16bitビットマップ画像をSDカードから読み込んで表示させてみたいと思います。